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【人間の心理】怒りのタイプ!アンガーマネジメントとは?!怒りを鎮めるココロの整理。

カウンセリングとは

あなたは「アンガーマネジメント」という言葉を聞いたことがありますか?

アンガーマネジメントは、ついイライラしてしまう怒りの感情をコントロールするという意味があります。今回は、このアンガーマネジメントについてご紹介していきます。

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アンガーマネジメントとは?!

アンガーマネジメントは、怒りなどの強い気持ちがあらわれた時、それをコントロールし問題解決を図るスキルのことを意味します。人は誰もが抱える怒りや悲しみ、また劣等感などを自分の中で整理していきます。そして、その状況を客観的にみることで適切にコントロールしていくのです。

このアンガーマネジメントを身につけている人と、いない人では、行動パターンや人間関係にも差がでてきてしまいます。例えば、上手く怒りをコントロールできない人は、八つ当たりをしたり自分を理解してくれない人を攻撃したりします。

では、怒りの理由とはどういうメカニズムになっているのでしょうか?

怒りの理由

理想

  • こうであるべき
  • こうしてほしいなぁ

現実

  • そうではない
  • どうして、してくれない

このような、理想と現実のギャップに人は怒りをおぼえるのです。

怒りのメカニズム

心理学的には、怒りの感情は「自分を守るための感情」だと言われています。

私たちは様々な感情を持って日々過ごしています。

  • 悲しみ
  • 悔しさ
  • 不安
  • 喜び
  • 怒り など

例えば、私たちが日常生活を送る中で、イライラしたり怒りを感じることがありますよね。そして、怒りを感じてしまうとココロが穏やかな気持ちではなくなってしまいます。

ですが、実際には「怒りの感情は決して悪いイメージというわけではない」という説があります。

怒りを爆発する前に、私たちは悲しみや悔しさ、不安などをココロの中に溜め込んでいます。そして、モヤモヤを抱え込み、ココロにしまえる余裕がなくなってしまうと「感情を持つ怒り」としてあふれ出てしまうのです。つまり、怒りの他に、溜まっていた悲しみや悔しさ、不安などの感情も一緒に爆発してしまうということです。

上手く怒りを表現できなかったり、発散できないとストレスを抱えカラダもココロも弱ってくるでしょう。

しかし、怒りは、ココロの中にある様々な感情を発散し、防衛反応の役割を持っているのです。

アンガーマネジメントの役割

アンガーマネジメントは、怒りをコントロールするスキルを意味しますが、英語を訳するとこうなります。

  • アンガー・・・・怒り
  • マネジメント・・管理する

アンガーマネジメントのスキルは、1970年代のアメリカで発祥し、怒りの感情と上手に付き合っていくメソッドとして注目されました。このメソッドが大切にしている点は、怒らないようにするのではなく、「怒るべき部分に怒り」、「怒る必要のない部分には怒らない」と区別をすることです。
怒りに対する適切な態度を取ることを目標とし、近年の日本でも、この考え方が注目され、企業研修などにアンガーマネジメントを取り入れる企業が増加しています。

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アンガーマネジメントでココロを整理する

アンガーマネジメントを身につけると、人間関係や行動パターンに変化があらわれます。例えば、新入社員に、やるべき仕事を教えてもいないのに「どうしてできないんだ!」と叱りつけることがあるとします。自分の思い通りに仕事が進まず、イライラしがちですが、怒りをコントロールすることで、自分の怒りが教育に効果的ではないと理解できるようになります。そして、怒りではなく、どうして仕事ができないのかを考えた時に、「やらなければならない仕事を教えていないからだ」と理解することができ、無駄な怒りを静めココロに余裕が持てるようになります。

怒りを静める必要性

怒りの感情は、身近な人にほど強くなり、そして連鎖していきます。怒りに振り回されて、上司から部下へ、親から子どもへと怒りが連鎖していき、売り言葉に買い言葉ではないけれど、大切な人を傷つけてしまう可能性があります。

感情を溜め込むのはよくありませんが、いつも怒りに支配されていては、ココロもカラダも弱ってしまいます。だからこそ、アンガーマネジメントを身につけて怒りの感情をコントロールするスキルをトレーニングしていくことが必要だと思います。

怒りの連鎖を断ち切り、お互いに良い関係を作っていくために、身につけていきましょう。

怒りのタイプと自分のアンガーマネジメント法

怒りのタイプは人によって違います。

自己チェックして、あなたに合ったアンガーマネジメントを試してみてください。

次の設問で、チェックの数が多いのが「あなたの怒りタイプ」です。

強がりタイプ

  1. 自分の言いたいことを一方的に言って、相手を追い込んでしまう
  2. 思い通りにならないと、周りに八つ当たりをしてしまう
  3. 勝ち負けで物事を決めようとする
  4. 上から目線でものを言ったり、感情的になることがある
  5. 「普通、こうするのが当たり前でしょ!」が口癖

強がりタイプのチェックが多かったあなた

強がりタイプのチェックが多かったあなたは、怒りに点数をつけるようにしてみてはいかがでしょうか?

怒りに点数をつけることで自分の状態を冷静に判断することからはじめる必要があります。

怒りの点数によって、今日は朝からイライラして気持ちが落ち着かないから、少し甘いものを食べて落ち着こうとか、我慢できる怒りだけど、なんだかモヤモヤするんだよなと思ったら、帰りにジムによって身体を動かしてから帰ろうとか、自分の状態に意識を向けるため怒りに任せた行動をしにくくなるでしょう。

自己犠牲タイプ

  1. 自分の意見を言えずに終わってしまう
  2. 我慢が重なって度々爆発することがある
  3. 「どうせ分かってもらえない…」と思いこんでいる
  4. 「こんなにやってあげたのに…」と思ってしまう
  5. 「なんで私ばっかりが我慢しなきゃいけないの?」と言ってしまう

自己犠牲タイプのチェックが多かったあなた

自分の感情を必要以上に我慢してしまうあなたは、ココロを落ち着かせる魔法の言葉を持ってみてはいかがでしょうか?

例えば、「大丈夫」といった口癖を用意して怒りを感じた時にココロの中で唱えてみるのです。こうした、自分のルールを決めてしまえば気分を落ち着かせ、怒りを客観的な視点でみることができるようになるでしょう。また、気持ちの切り替わりができ、自分を元気づけることにもつながります。

決めつけタイプ

  1. 相手の気持ちを勘違いしていることがある
  2. 頑固だと言われる
  3. 気分にムラがあって、口先だけのことがよくある
  4. 素っ気なく、相手の話に打算的に答える
  5. 「あなたさえちゃんとやってくれれば…」と言ってしまう

決めつけタイプのチェックが多かったあなた

相手の気持ちを悪い方に受け止めてしまう傾向があるようです。だから、いつも同じようなことで相手にイライラすることが多いのではないでしょうか?

こういうタイプは、いつものパターンを変えてみることで気持ちをコントロールすることができます。例えば、バスに乗る時にいつも前の席に座っているけど、後ろの席に座ってみたり、朝のテレビ番組を別のチャンネルにしてみたりと、パターンを変えてみるのです。行動パターンをいつもと違う行動にすることで、変化に柔軟に対応できるようになっていきます。いつも気になることが気にならなくなったりもするでしょう。

いかがでしたか、あなたはどのタイプになりましたか?

怒りのタイプを知って、自分に合ったアンガーマネジメントで、怒りを静めるココロの整理をしていきましょう!

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