来談者中心療法
数多い心理療法の中から、最も多く利用されているのが、「来談者中心療法」です。
「来談者中心療法」=クライエント中心療法
臨床心理学者カール・ロジャーズによって唱えられた。
個人のパーソナリティの成長に注目し、人間には本来自然な成長能力があると信じた。時代の流れとともに改名され「人間中心療法」となる。
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①「カウンセリングを受ける理由」をコチラから聞くのではなく、②「自分の言葉」で話してもらい、③「これからどうしていきたいのか」を整理していく方法です。
①カウンセリングを受ける理由
②自分の言葉で「悩み」を話す
勇気を出して「カウンセリング」を受けるのですが、いざとなると何も言えなくなることがあります。
それはそれで問題ありません。
そして、悩みを話す前に、コチラから根掘り葉掘り聞くことはありません。
冒頭でもお伝えした通り、「来談者中心療法」を主に利用するため、自分から話してくれるまで一緒にココロに寄り添います。
③これからどうしていきたいのか
悩みを解決するために「カウンセリング」を受けるのですから、自分がどうしていきたいのかを整理していきましょう。
1人ではキャパオーバーしてしまっているため、カウンセラーの手を借りて、これからどうしていきたいのかを一緒に考えていきます。
精神科とカウンセリングの違い
精神科は、ココロの症状を治療していきます。
- イライラして落ち着かない。
- 幻覚や幻聴がある。
- 眠れない。
- 人間関係で悩み気持ちが沈んでいる。
- 悪口を言われたり、監視されていると考える。 など…
投薬治療をうけることもあります。
カウンセリングは、自分のココロの声を聴くことで解決に繋がります。
- 朝、仕事や学校に行こうとすると下痢がはじまる。
- めまいや耳鳴りがひどいが、病院で検査をしても異常がない。
- 胃痛がひどく、胃薬を飲んでも改善されない。 など…
体調が悪いのに、どこも悪くないという結果がでる。
投薬治療はありません。
問題に自ら気づく力
私たちは誰もが「悩み」、「苦しみ」そして「解決」していきます。
悩みから抜けきれない場合、悪い方にばかり考えてしまうことはありませんか?
それは、悩んで悩んで頭とココロがまとまらなく、考え方が偏ってしまうからです。
そんな時は、悩みを誰かに打ち明けるようにしてみましょう。
家族、恋人、友達、会社の同僚…探せば誰かがいるものです。
でも、苦しい時には「誰にも話せない」「こんなこと知られたくない」など、親しい人には言いづらかったり、相談することができなかったりするものです。
誰かと話していると、「あれ?こうすればよかったのか!」とか「あれ?なんで悩んでたんだっけ?」と一呼吸おいて問題に向き合えることがあります。
それは、「自分が悩みに向き合えた」ということです。
自分の力で悩みを解決できることは、当たり前のようで当たり前ではありません。
苦しくなったら、怖がらずに、必ず誰かに相談することをお勧めします。
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