【ダチョウ倶楽部】お笑いトリオ上島竜兵さんの急死報道!みなさんも驚いたと思います。
「聞いてないよぉ」や「くるりんぱ」などのギャグで人気を博したお笑いトリオ上島竜兵さんが、5月11日、急死したと報道されました。61歳でした。上島さんは、自宅で意識のない状態で妻が発見し、病院へ搬送されたところ死亡が確認されたとのことです。
そして、警視庁によると死因は「自殺」とされています。
約35年間体を張ったリアクション芸人として大活躍され、最近ではドラマなどにも出演されていました。愛くるしいキャラで順調にみえていた上島さんでしたが、一体なぜ・・・。
上島竜兵さんについて
あまりにも突然の訃報で、私達視聴者も大変ショックが大きいものでした。
上島さんは、高校卒業後役者を目指し、神戸から状況してきました。俳優養成所の同期である寺門ジモンさんに誘われてお笑いの道へ向かいます。コント赤信号の渡辺正行さんと出会い、肥後克広さんと南部虎弾さんを紹介され、ダチョウ俱楽部が結成されました。現在は、芸能事務所 太田プロダクションに所属していました。
いじられキャラの人懐っこい性格もあり大物芸人たちに愛され、新型コロナウイルス感染で亡くなられた志村けんさんとは常に酒席を共にしていたそうです。テレビをみていても良く話題になる「竜兵会」は、有吉弘行さんや事務所の後輩芸人らと開かれているものでした。彼らが売れない頃からごちそうしたり相談に乗るなどしてとても面倒見がよく慕われていました。
芸能界に広がる自殺
令和になってから芸能人の「自殺のnews」を耳にすることが多くなりました。首吊り自殺をする芸能人が多いことから、世間では「芸能界はどうなっているのか」などという声が上がっています。しかし、芸能人だから大きく報道されてしまい、芸能人だから情報が一気に溢れてしまいます。人にみられるのお仕事ですから、どうしても話題になりますが、一人の人として考えると、みんなそれなりに「死にたくなる理由」があったのだと思います。
新しい記憶の中でもこんなにたくさんの方が、亡くなっています。
遺書とみられるものがみつかり、硫化水素を発生させたとみられる薬剤の容器がみつかったことから自殺とみられています。
ドラマの撮影時間になっても来ず、連絡もとれなかったことから管理会社が部屋に入り、首を吊って意識のない三浦春馬さんを発見されています。
自宅のマンションで首を吊って意識のない状態で、親族に発見されています。
家族で夕飯を食べた直後、寝室のクローゼットで首を吊り、意識のない状態で家族が発見されています。
札幌市内のホテルの高層階から転落し、現場の状況から自殺だとみられています。
自宅の地下にあるトレーニングルームでぐったりしているところを家族に発見され、首吊り自殺とみられています。
自宅で首を吊って意識のない状態で、家族に発見されています。
こんなにも多くの方が亡くなられています。芸能人だから報道され情報が流れていますが、私達一般を含むともっと多くの人が、自殺をしています。
✔2021年の自殺数は21,007人。
- 男性13,939人
- 女性 7,068人
芸能界に限らず、「いつ自殺してもおかしくないほど追い詰められた人がいる」ということです。頑張りすぎると、知らず知らずにストレスが溜まり、心が壊れていきます。ドラマやCMを1日に何本もかけもちして、人気がでたりすると絶対休めなくなってしまいます。私達も予定を詰め込みすぎたり、無理してNOと言えない状況でいると、心も身体も疲れてきます。ここで言えるのは、「休みは必要」だということです。
ストレスを感じたら?!
ストレスを感じたら、周りの人やカウンセリングを受けるなどして、あなたのココロを語ってください。人は強い精神的ショックを受けると、感情が麻痺して「何が起こったかのかわからなくなる」という混乱状態になることがあります。
例えば、地震や津波などの自然災害、肉親の急死、暴行脅迫などを体験したとします。この時は自分の感情がわからなく、とにかく逃げることに必死だったり、助けを求めたりすることで精一杯だと考えられます。そして、こういう時は、あまり「当時の状況を覚えていない」という状態になりやすいものです。このような非常に強いトラウマ体験の後は、要注意です。
日常を取戻したと感じたあたりに「衝撃的な出来事」を頭の中で何度も再体験してしまうという状態に陥りやすいです。精神的負荷が大きくかかり、そして、この精神的負荷を避けようとすると、不安が増大してしまう傾向が見られます。
感覚の麻痺、感情反応の欠如などがあり、物事が事実ではないという感覚や、自分が自分ではないような感覚に襲われることもあります。このような衝撃的な出来事が強ければ強いほど、ストレスを抱え込んでいる可能性が高いのです。個人の物事の捉え方、感じ方によってストレスの感じ方は、人それぞれ違いますが、少しでも不調を感じたら誰かに話すことをおすすめします。
自ら死を選ばないでほしい
自殺を考えている人は、一人で悩んでいます。「誰かに相談したくても相談できない・したくない」という場合が考えられます。おそらく「相談」するという言葉すら考えられません。「死にたい死にたい」と常に考え、それ以上のことは考えることが出来なくなります。
ふと正常になると「死んではいけない」と思うこともありますが、心に余裕を持つまでどうすることもできません。そして、一番やっかいなのは「自分自身で問題を納得しなくてはいけない」ということです。本当なら誰かに話して、気が楽になれば「別の道へ」進ことができます。そのための相談窓口なのですが、やはりためらいはあるものです。
でも、絶対に自ら死を選ばないでください。切に願います。国では、自殺対策推進センターやSNSやLINEでも相談できる窓口があります。
こうした機関を利用するも、カウンセリングを受けてみるのも心を回復させるよいきっかけになります。私達は、「頑張って」とか「頑張れ」とよく言われます。この頑張れにはもちろん悪意はありませんが、心が不調の時には、「頑張れ」と言われるたびに苦痛になることがあります。なぜ苦痛になるのかって、
だって、この時には、もうすでに「頑張っている」からです!!
- 頑張っていることをみとめてもらえなかったのかという残念な気持ち
- どう頑張っていいのかわからない焦りや不安
- わかっていないくせにという苛立ち
- 理解してもらえなかった悲しみ
- 自分の中で限界に達していてこれ以上やれないという拒否感
でもこの「頑張れ」には優しさもあると考えてみてはいかがでしょうか。
「頑張っているのに報われない」、「頑張っているのに思うようにいかない」という人にこそ「頑張れ」という時も必要なのです。苦しくても悲しくてもやはり頑張っていれば、道は開けてきます。そして、踏ん張り時なのだと思います。
私が思う頑張れには、他人事のようにきこえる「頑張れ」ではありません。「一人じゃないよ。辛いだろうけど私も頑張るから。あなたならできるよ。」というエールの意味を持っていると思います。自分の希望や夢を叶えたり、意思を貫くために必死に努力する「頑張る」だと思うからです。
「頑張れ」はNGワードに思われがちですが、この言葉自体に嫌悪を感じる必要はないのではと思います。
私達は決して、一人ではありません。
誰かに頼り、誰かに頼られて人はなりたっているのです。心が辛くなったら周りの人やSNS、誰かに相談してみてください。それが、自分の思う通りの回答じゃなかったとしても、「そういう考え方もあるんだ」と考え方を少し広げてみてください。
まとめ
ダチョウ俱楽部の上島竜兵さんが急死したという報道がありました。上島さんは、いままでにたくさんお茶の間の私達を楽しませてくださいました。私達には見えない心の問題は、芸能界というより一人一人の心との向き合いかたにあると思います。悔やんでも悔やみきれない「人の死」に対して、私達はどう向き合うべきか真摯に考えていきたいと思います。一人でも辛い思いをする人が減りますように!
この度はご逝去の報に際し、謹んでお悔やみを申し上げます。
上島さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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