運動不足は、想像以上に私たちの人生に悪影響を及ぼします。私たちは、健康的に仕事を続けたい、楽しく生活していきたいと常々思っています。しかし、いくら楽しく生活していても、好きなように食べて飲んで寝て・・・いると、楽しいはずの快適な毎日を送ることができなくなります。
今回は、運動不足の悪影響について解説していきます。そして、運動をすると60秒で元気になれる方法をご紹介します。
運動不足からはじまる体とココロの悪影響!4つの脅威
1.肥満の原因につながる
みなさんご存知でしょうか。人は、消費するカロリーが決まっています。生きるために必要な消費カロリーがあるのです。運動はカロリーを消費するには効果的であり、体脂肪の燃焼のためにかかせません。必要のない脂肪をため込むことは体の代謝を低下させ、血行障害を引き起こしてしまいます。特に、30代、40代と年齢を重ねるごとに基礎代謝は徐々に低下していきます。太らない体質だから大丈夫と思っていても、20代の頃と同じ食事や生活をしていると胃腸に負担をかけてしまいます。適度な運動を心がけ年齢にあったライフスタイルをみつけていきましょう。
まずは、こちらから自分の身体に必要な数字を覚えてくださいね。
2.生活習慣病になりやすいカラダになる
運動不足だなぁと感じる時は、生活習慣病という恐ろしい病気になりやすくなる体調になっているかもしれません。これまで生活習慣病って大したことがないと思われがちでしたが、生活習慣病は、動脈硬化や高血圧、心臓病など 血液に関連する病気です。体内に老廃物がたまって疲れやストレスを感じやすくなる傾向にあります。慢性的な運動不足は、血行を悪くし、この状態を長く続けると「生活習慣病」のリスクも高まっていきます。
3.仕事の効率が下がる
デスクワークでの座りっぱなしや、レジ打ちなどの立ち仕事などは、あまり動くことが少ないですよね。この状態が続くと筋肉が固まってしまい、血行が悪くなるのです。仕事で緊張状態である中、自分が思っているよりも脳は疲れています。疲れがたまっていると、今までソツなくこなしていたことが出来なくなったり、仕事をスムーズにこなすことが出来なくなります。
4.精神的疾患を生んでしまうリスクにつながる
運動不足により、血行が悪くなると体の免疫力も低下してきます。それだけなく、ココロの病へ繋がるリスクも高まります。運動不足は自律神経系の働きを抑えてしまい、ホルモンバランスを大きく乱します。運動をすることで、リフレッシュができたり、人とのコミュニケーションをスムーズに行うことができるのです。体だけではなく、ココロにも運動は必要だと考えられます。
運動不足から10秒で元気になれる方法
体の力を抜く方法
体は自分が思っているよりも、緊張状態にあります。
ほどほどの緊張感は「気持ちが引き締まっている」状態で決して悪いことではありません。しかし、1日が始まる前に体の力を抜いてこれから始まる1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
これから、10秒で元気になれる方法をご紹介します。
とはいっても、とても簡単です!ぜひ、試してください!
体の力をぬく
- 両肩をギュッと力を入れてあげます。(肩をすくめるようなイメージです)
- そのまま姿勢をしばらく(8秒ほど)保ちます。
- 次に、一気に力を抜き、ストンと両肩を下ろします。
肩を下した時に、肩や腕がじわ~っと、ふわ~っと緩む感覚になります。これを何回か繰り返してみてください。体がカチカチの人も、肩こりが続いている人も、体が楽になる瞬間を味わえます。
深呼吸をする
- 鼻から息をゆっくり吸います。(4秒ほど)この時お腹が膨らむイメージを感じてください。
- お腹が膨らんだら、そのまま少し息を止めます。(4秒ほど)
- そのあと、口から息をゆっくり(8秒ほど)吐き、お腹がへこんでいくのを感じてください。
これを何回か繰り返します。この時のポイントは、頭の中で秒数を数えたり、自分の息が体の中を通っていくイメージをすることで、よりリラックスの効果を高めることができます。
運動不足を解消しよう!おすすめ
普段運動をあまりしない人でも始めやすい運動方法があります。
- 簡単なストレッチや体操
- 散歩やウォーキング
- 器具やグッズを活用した運動
- 徒歩・自転車通勤
- ランニングやジョギング
- ダンス
- ヨガ
- 筋力トレーニング
いろいろな運動がありますが、気軽に始められる運動不足解消には歩くことが最適です。
実際、本格的な運動をするというのは、気が重いものですが、少し普段より遠回りをしてみようなどと自分が苦にならない程度ではじめてみましょう。特に場所も道具も必要なく、いつでも気軽にはじめることができますね。
歩くことは実はとても効果が高い
歩くことは有酸素運動で、脂肪燃焼効率が高いと言われています。
- 足腰を丈夫にする
- 少し長く歩くと筋肉の毛細血管が増えます。
- 血液量が増加し、血管の柔軟性や弾力を取り戻します。
また、太陽の光を浴びることが大切なのです。太陽の光を浴びることで体内でセロトニンの分泌が促されます。セロトニンは、幸せのホルモンとも呼ばれ、ストレスに対して効果のある脳内神経物質の一つです。
精神の安定にもつながり、ポジティブ思考になれます。
歩く時の基本は、「姿勢」
- 猫背にならないように、頭が上に引っ張られているイメージで背筋をしっかりと伸ばしましす。
- 歩くことは有酸素運動の効果を高めますので、呼吸が重要です。鼻から息を吸い込み口から吐きだします。
- できるだけ大股になるように意識します。つま先をまっすぐに振り出してください。
- 体重移動を間違えてしまうと、体に余計な負担をかけてしまいます。
- かかとからの着地
- 足の外側
- 小指の付け根
- 親指の付け根
- 親指で地面を踏み込む
これらを意識します。
歩くだけでいろいろなことを意識するなぁ~と億劫になりがちですが、外に出て歩くだけでも身だしなみは意識しているものですよね。人から見られるという意識を持っていると、自然と姿勢がよくなるのです。
運動不足には様々なリスクが隣り合わせです。
運動不足だなぁと感じたら、まずは、散歩をする感覚で歩くことから始めてみませんか。
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