
- 疲れが取れない
- 何をやっても楽しくない
- イライラする
- 人と会いたくない
- 攻撃的になる
みなさんは「ストレスがたまる」という言葉を日常的に使っていませんか?「ストレスがたまる」と不安になったり、イライラしたり落ち込んだりなどという経験から「ストレスがたまる」という言葉が浸透してきました。
では、「ストレス」って何?
と聞かれた時に、みなさんなら何と答えるでしょう。
今では当たり前のように使われている言葉ですが、どのくらいの人が「ストレス」について答えられるのかふと疑問に思ったので、今日は「ストレス」についてお話していきます。
ストレスって何?

ストレスは、目に見えるものではありません。ですから上手く言葉にできなくて当然ともいえるのです。しかし、私たちは「ストレスがたまる」と、つい口にしてしまいますよね。それは、私たちが共通して感じている経験から知っている感覚の概念なのだと考えます。
共通している概念とは?
共通している感覚の概念とは、いったいどういうこと?と思っていると思います。
それでは、説明していきます。
- 仕事のストレスが耐えられない
- 上司の顔をみるだけでストレスを感じる
- 毎日同じことを言われてうんざりする
- この仕事私がやっているわけじゃないのに、怒られる
例えばこのように、仕事をしている人が感じたことがある経験を、感覚として私も理解できるという共通している概念と言えるのではないでしょうか。
ストレスの要素

ストレスは、大きく3つに分類されていると考えられています。
- ストレッサー
- ストレス
- ストレス反応
1.ストレッサー
ストレッサーは、外から心に加わる刺激や力のことを指します。聞きなれない言葉ですが、ストレッサーが加わることで、ストレスへと繋がります。
2.ストレス
ストレスは、ストレッサーによって心が受ける影響を指します。
3.ストレス反応
ストレスによって弱った心をもとに戻そうとする働きを指します。
この3つの関係は、個人差があり、体質や心理生活環境などが大きく影響すると考えられています。人によって同じストレッサーでも、感じ方は違います。「ストレス」を上手く解消できている人は、「ストレスって何?」と口にする傾向にあります。
ストレスは目に見えない分、上手く説明をすることができませんが、身体に影響を与えるとても怖い感覚だということを知っておいて欲しいと思います。
ストレスの原因
ストレスの要因は、大きく3つにわけられると考えられていますが、原因は2種類に大別することができます。どちらも脳がストレスを感じ、カラダに影響を及ぼすことになります。
1.身体的ストレス
身体的ストレスは、直接カラダに負担をかけるものです。
- ケガや病気
- 暑さや寒さ
- 暗さや明るさ
- お酒やタバコ 他
これらも身体的ストレスとなります。
さらに言うと、通勤電車や早朝出勤などもこの部類に入ります。
2.心理的ストレス
心理的ストレスは、ココロへのダメージをもたらすものです。
- 身近な人の死
- リストラ
- 失恋 他
日常生活において突発的な出来事が起こると、乗り越えるまでの気持ちを整理できるまでが、心理的ストレスが生じるのです。
ストレスの伝わりかた

身体的ストレス
- 視床下部が脳下垂体を刺激して、ホルモンをだします。
- 脳下垂体が副腎皮質刺激ホルモンをだします。
- 副腎皮質がストレスであるコルチゾールを分泌します。
以上のことから高血圧や糖尿病などの病気につながると考えられます。
心理的ストレス
- 視床下部が脳幹の縫線核へ働きかけます。
- 縫線核にあるセロトニン神経の働きが抑制され、脳内物質セロトニンの分泌量が減ります。
以上のことから強い心理的ストレスを感じると考えられます。
こうしてみると、ストレスはカラダに悪影響を与えているというイメージが強くなりますが、決してそういうことではありません。
ストレスがあっても心が安定し、ストレスを避けず「ストレスに強くなる」ことを考えていくようにしてみることが大切なのです。
しかし、ストレスに強くなるとは一体どのようなことなのでしょうか。
ストレスに強くなる
ストレスに強くなるとは、何を言われてもびくともしない印象をうけるかもしれませんね。しかし、人は誰しもがストレスを持ち生活しています。
そのストレスの感じ方や受け方、流し方は人それぞれ違うのも事実です。
ストレスのない暮らしは決してありません。ストレスは成長のチャンスとも考えられるので、しっかり立ち向かうココロを持ちましょう。では、ストレスに強くなるためにはどうしたらよいのか、考えてみます。
ストレスに強い人の特徴
- 周囲に頼ることが出来る人
- 「まぁいっか」と受け流せる人
- 人のせいにしない人
- 相手のことも考えることが出来る人
こうした心構えを持っている人は、ストレスがあっても絶望に陥りにくく、そのストレスに向き合い行動することができるでしょう。
まとめ
過酷だと思える状況にいると、まわりがみえなくなったり相手のことを考えることができなくなります。そんな時は、一度泣いたり叫んだりとことん落ち込むと良いです。これは私の主観でしかないかもしれませんが、一度とことん落ち込んでみると、苦しかったり辛い環境につぶされる自分が馬鹿らしく思えてくるのです。
泣いてみるとスッキリして、どうして悩んでいたのかと思えることもあります。いじめや虐待など人に言えない、言いづらいことなども一人で我慢せずに周りの大人や信頼できる人に相談してみてください。話すことでスッキリしたり、解決策がみつかったりします。
人に言えないと考えずに、自分が幸せに健康に、且つ笑って暮らせる毎日を過ごすにはどうしたらよいのかを考えてみると、本当にやりたいことやなりたい自分になるためには、人は自分が思っている以上に力を発揮できるものです。学校は無理していかなくても学ぶところはたくさんありますし。
そして忘れてはいけないことは、どこかで誰かがあなたの心配をしている人が必ずいるということです。
子どもだからできない、大人だから我慢しなくてはならない、ではなく、明るい未来があることを知ってほしいと願っています。
ストレスに打ち勝つのも最終的には自分自身ですから、自分自身で這い上がり、考え方を少しかえてココロが安定できる自分づくりを心がけていきましょう。
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