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動作がおそい子どもに育つ環境は大人が関係している

人間の心理

いくつになっても子どものすることが気になって、いちいち口にしてしまうものですが、言ってはいけない一つに「早くしなさい」という言葉があります。

子どもが言葉がわかり、会話ができるようになると、出来ることを増やそうと「あれしてね」「これしてね」と言うようになります。共働きで、時間に余裕がない家では朝の身支度などに「早くしなさい」「なんで早くできないの」と、いつも「早く早く…」と言ったそんな経験はありませんか?

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口の出しすぎ

動作のおそい子どもは、大まかに二つに分けて考えるそうです。

  1. 勉強や生活習慣などの子どもが興味をもてないことを命令する。
  2. 何事をするにも動作がおそい。

1.勉強や生活習慣などの興味を持てないこと

まさに、興味がないものは、前向きに取り組むことが中々できないと思います。

それは、単純に面白くないからです。

子どもに限らず大人でも、興味がないことは重い腰を上げる感じで、「やりたくないな」「めんどくさいな」と思ってしまいます。

例えば、歯磨きや顔を洗うことは、大人になると当たり前だとわかることですが、子どもにとっては「楽しいこと」ではありません。だからやりたくないと思ってしまいます。親としては「今すぐにやってもらいたい!」と思いがちですが、あまり神経質にならないように気を付けて見守ることが大切です。

ズボラだった小学生が、思春期を迎えると容姿的に興味がわきます。そして、自覚しはじめると生活に関する興味が増して、言われなくても自発的にやるようになるものです。

勉強も同じで、学校の勉強は正直楽しくありません。宿題などは、先生が一方的に子どもたちに与えるので、計算が苦手だったり書き取りに興味がなかったりする子は中々とりかかることができません。それでも最終的には「怒られるのが嫌だから宿題をやる」ので、ダラダラしていてもとりかからなくても、グッとこらえて我慢をして「宿題やりいなさい」を言わないことで、子どもの責任感が育ってくるそうです。

そして、怒らずにどうしたら興味を持つのかを考えてみてください。

2.何事もするにも動作がおそい

例えば、大人には簡単なことも、子どもにはわからなかったり、時間がかかってしまうものですが、そんな時に「なんでそんなこともできないの!」とか「早くしなさい!」とかつい…言ってしまうわけです。

よく、相談される方に「うちの子何をするにもトロイんです。」というのがあります。なので、笑ってこう答えます。

「まだ、たったの〇年しかたってないんですよ。」と。

意外とすんなり「なるほどそう考えるのか!」と気が楽になるそうです。

あなたが作る意欲に乏しい子ども

「早く早く」という言葉は、親の焦りを現わしています。ココロにゆとりがないと出てしまう言葉ですね。

せかせかした親にとってみると、子どもの動作はトロク見えてしまいますが、おおらかな心を持つ親からはそうは見えないということです。

安全な手を貸すルートを作るよりも、間違っても構わない自分で考えてやるルートを応援してあげましょう。

先回って手を差し出してしまうと、結局自分(子ども)がやっていないっていうことになります。そうするといつまでたっても結局「わからないまま」になってしまい、何もできない子になってしまいます。

キレイにできなくても、はやくできなくても、自分でやらせる意欲を持たせるようにするには、おおらかなココロを、大人が養う必要があります。

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