自発性はもともと人間に備わっている力

人間の心理

「自発性ってなに?」と聞くと、みなさんはいったいどのように答えるのでしょう。どの人にもあてはまることですが、「自発性」は、成長する過程に必要な力だと考えられます。発達段階でみられる自発性とはいったいどんなものなのでしょうか。

乳幼児期(0歳~1歳未満)

乳幼児期にあらわれる自発性とは、1人遊びです。よく自分の手や足を使って楽しそうにしている姿を目にします。実はこの一人遊びが「自発性」を育てる大切なものだったのです。

そういう仕草や動作は、大人にとって、ましておじいちゃんやおばあちゃんにとっては、とてもかわいくてたまりません。そして、抱き上げたり、声をかけたりすることがありますが、これは、自発性の発達を妨げていると考えられるのだそうです。

この時期は、1人遊びに飽きると「お母さん」を目で追ったり、声をだして自分の方へ来てほしくてアピールします。相手をしてほしいという要求がはじまったら、相手をしてあげることで、気持ちが安定していきます。

一番わかりやすい「自発性」のあらわれは、泣くことです。

乳幼児期は、お腹が空いたら泣くし、おむつが汚れていると泣くし、眠くなると泣くし、はじめての子育てでは「なんで泣いているのかがわからない」ことだらけだと思います。しかし、産まれた時からいつも一緒にいるお母さんと子どもの繋がりは、どんどん深まり、「情緒的な安定をみにつけていく」ため、「自分の要求を示す泣き方」が産まれ、そして、どんな要求で泣いているのかを分かってきます。

いたずら時期

寝返りやはいはいなど、動けるようになったら始まるのが「いたずら」です。もちろん赤ちゃんはいたずらと思ってやっていないのですが、両親にすると一番大変な時期と言えるかもしれません。

移動して、目にしたものをとりあえず口に入れてみたり、ティッシュの箱の中身を全部引っ張ってみたり、ゴミ箱をひっくり返してみたり、何度も物を落として拾わせるという行動をしてみたりと、好奇心が旺盛です。

この時期に、叱ったり叩いてしまうと「いたずら」ができなくて一見良い子に見られがちですが、自発性を抑圧している状態になってしまいます。好奇心の豊かな子どもは、積極的だし、興味をもつととことん集中して打ち込むことができると言われています。これは、大人でも同じことが言えるそうです。好奇心が豊かである両親だと、アレコレ調べたり積極的に調べたりすると思います。

この「いたずらは」、赤ちゃんにとってはじめて目にするものがたくさんあります。食べられるか、危ないものなのかなんてことは全くわかりません。ですが、この行動は発達段階でとても重要視されているそうです。

ですから、この頃の「いたずら」は良い行動なので、叱らずに大きなココロで受け止めてあげることが望ましいと言われています。

自発性とは

自発性とは、誰からの影響もなく「自ら進んで行動を起こそうとする」ことです。

幼い頃から自発性は「いたずら」という姿であらわれています。「やりたい」と思ったことを発信できる、また、どうすればできるのかを考えて行動することは、ある程度の自由さがないとできません。

自由は、「自分の思ったようにふるまえること」ですが、成長していくと「自由」の中にもルールがみえてきますよね。赤ちゃんにとっては、はじめて目にするものがたくさんあります。食べられるか、危ないものなのかなんてことは全くわかりません。ですから、失敗したり痛い思いをしたりすることで(いたずら)、行動について学んでいます。

「いたずら」は、自発性に基づく好奇心のあらわれ

好奇心は、大人にとっても大切なことです。好奇心を持つことで、積極的に興味を持つことができます。集中力もあり、興味をもった学習には集中的に打ち込むことができます。

大人にとっても「いたずら」を楽しむ余裕がある人は、子どもの頃によく叱られた経験が多いかもしれません。しかし、叱られ方によって、ある程度の自由があった子どもは、元気に過ごしてきたと考えられます。だからこそ、大人になっても元気に過ごすことができると言われています。

いかに人生を楽しめるかは、子どもの頃の過ごし方にも関係がありますが、子どもの頃環境があまり良くなかった人もいるでしょう。しかし、それは、自分次第で変えていくことができます。このまま、暗い人生を歩むのも、このままじゃダメだと、明るい人生を切り開くのも、あなた次第です。

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