
みなさんは「あいうべ体操」って知っていますか?初めて聞く人も少なくないと思いますが、
このあいうべ体操は、口呼吸を鼻呼吸に改善していく口の体操です。
こんな症状でお悩みの方へぜひ知ってもらいたいため、ご紹介していきます。
- カラダの不調が続いている
- アレルギー性疾患(花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎など)で困っている
- 歯並びが悪い
- いびきがうるさい
- 無意識に口がポカーンと開いている
歯医者で知るアトピー性皮膚炎の予防策⁈
幼い時から「歯の健診」をしていて、長年歯医者の先生に教えられてきたことがあります。それは、ジュースは確かにおいしいけれど、砂糖水と一緒なんだよ…ということ。わかってはいるけど、一回覚えてしまったおいしい味を子どもたちは知っています。
しかし、口の中の環境が悪くなると、カラダにも悪影響を与えるということを大人は知っています。
だから、意識を持たせるために、我が家では、(必要な時もあるけれど)普段の食事には飲まなくても良い飲み物だと考えています。それゆえ「砂糖水=ジュース(スポーツドリンク含む」と呼んでいます。でも、子どもたちはこういった甘味料が含まれている飲み物を、本当に好みますよね。
アトピー性皮膚炎は呼吸の仕方にも改善策があった⁈
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さて、歯医者に歯の予防治療で行っただけなのに、なぜ私がこの「あいうべ体操」に興味を持ったのかというと…。かかりつけの歯医者の先生に
「このあいうべ体操が「アトピー性皮膚炎」の改善にも効果があると考えられているんだよ。」と教えてもらったからです。
子どもは、長年アトピー性皮膚炎の治療で、薬を服用しつステロイド剤を塗ります。そして欠かせないのが保湿剤です。これを忘れてしまうと、一瞬でひどい状態に逆戻り…という状態で苦しんでいます。私も、きっちりと徹底的に…というのが出来ず、いつも頭を悩ませていたのです。このことを知っているので、先生は教えてくれたのだと思います。
効果があるかも⁈ということだけでも、改善にむけて試してみる価値はあります。
あいうべ体操のやり方

①「あ」の口「あー」と口を大きくあける。
口の周りと、舌につながる筋肉を鍛える。

②「い」の口「いー」と口を大きく横に広げる。
舌先を前歯裏につけ、歯を上下くっつけずに広げる。
口の周りと顔、首の筋肉を鍛える。

③「う」の口「うー」と口を強く前に突き出す。
くちびるを囲んでいる筋肉を鍛える。

④「べ」の口「べー」と舌を全力で下に伸ばす。
舌の筋肉を鍛える。
この4つの顔を順番に繰り返します。声は出しても出さなくても大丈夫とのことです。
目安
歯の矯正をしている子たちは、一日120回を目標に設定していますが、1日30回目標にまずは頑張っていきましょう。1日10回3セット
最初は、あまり使わない筋肉を動かすので痛くなりますが、回数を分けでやるなどの工夫をしながら、毎日続けていくのがポイントです。
舌にも定位置がある⁈
普段リラックスをしている時、口の中まで意識しないと思いますが、ふと意識して「舌の位置」を確認してみてください。
舌先が前歯の裏に当たっている人は、舌の筋力が低下して元の位置から下がっているという証拠!!
- 鼻呼吸
- ポカン口
- いびきなどに、つながります。
舌先が上あごよりにしっかりついているのが正しい位置です。
あいうべ体操の4つの効果

口の周りの筋肉を鍛えることで、4つの効果を得られると考えられています。
- 口呼吸の予防・改善
- 脳の活性化
- 小顔効果
- ほうれい線やしわの解消
1.口呼吸の予防・改善
舌は、上あごのくぼみにぴったりとくっついているのが正常な位置です。舌の筋肉が衰えると舌の位置が下がってしまいます。これによって口が開きやすくなります。
口呼吸をやめると得られる効果
- いびきの改善
- 見た目の改善
- 虫歯や歯周病のリスクの改善
- ドライマウスや口臭の改善
- 免疫力が上がる
2.脳の活性化
舌の筋肉の神経は、脳の神経の一つで脳に直接つながっています。舌を動かすことで、脳に刺激をあたえ活性化することができます。
3.小顔効果
リフトアップ効果が得られます。顔や首の血行が改善され、むくみを解消すると言われています。
4.ほうれい線などのしわの解消
年齢とともに口元の筋肉はたるんでいきます。ほうれい線などのしわができる原因になるので、これを機に「あいうべ体操」で口周りの筋肉を鍛えていきましょう。血流を改善し、新陳代謝を高める効果もあると考えられています。
まとめ

あいうべ体操は、場所をとらず時間もとられません。誰もが簡単に取り組むことができます。口呼吸が癖になっているため、口をポカーンと開けているのが気になるという人が身近にいたら、ぜひ教えてあげてください。
あいうべ体操は、口を大きく動かすことがポイントです。しかし、普段使わない筋肉を使ったり、顎関節症などの方は、無理せずできることから始めてみましょう。
何気にストレス発散にもなり、カラダが軽くなりますよ。
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