※将来受取る年金の目安です。
老齢基礎年金の計算方法とは
老齢基礎年金は、受給要件(年金制度に10年以上加入し保険料納付)を満たした日本国民全員が受取ることができます。
480ヶ月(40年間保険料を払った人)の支給額は78万900円で、この金額を老齢基礎年金の満額(毎年改定あり)と言います。20歳から60歳までの国民年金被保険者期間が対象となります。
保険料免除期間の計算方法とは
私たちは、毎月年金を支払います。それが、厚生年金なのか国民年金なのかは働き方で違ってきます。現在の国民年金保険料は、このように決まっています。国民年金の保険料は、一律です。
令和3年4月~令和4年3月 | 月額16,610円 |
令和4年4月~令和5年3月 | 月額16,590円 |
令和5年4月~令和6年3月 | 月額16,520円 |
将来の生活のためとはいえ、なんらかの事情で保険料を免除することもあります。その場合は、納付月数を次のようにカウントします。
全額免除月 | 1/2ヶ月 |
1/4免除月 | 5/8ヶ月 |
半額免除月 | 6/8ヶ月 |
3/4免除月 | 7/8ヶ月 |
学生納付特例や納付猶予制度を利用して保険料を納付しなかった月については、納付月数は0ヶ月になります。
夫婦2人の年金支給額はいくら?
老後生活を夫婦2人で暮らすと仮定します。二人の老齢年金の合計金額が気になるところです。夫婦での支給額はいくらになるのでしょうか。
夫婦の支給額は加入する年金制度で大きく違う
年金の支給額は一人一人違います。「単純にいくら?」とは言えません。例えば、厚生年金と国民年金の両方に加入していると支給額にも大きく影響していきます。
平均支給額で試算するとこうなります。
老齢厚生年金の支給額 | 月額146,162円 |
老齢基礎年金の支給額 | 月額 56,049円 |
この平均額を使用すると、年金制度の加入状況から夫婦の支給額はこうなります。
夫の老齢年金 | 妻の老齢年金 | 夫婦の合計支給額 |
厚生年金:146,162円/月 | 厚生年金:146,162円/月 | 292,324円/月 |
厚生年金:146,162円/月 | 基礎年金: 56,049円/月 | 202,211円/月 |
基礎年金: 56,049円/月 | 基礎年金: 56,049円/月 | 112,098円/月 |
このように年金の仕組みを理解できると、日本年金機構から送付される「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で支給額がわかりやすくなると思います。
老後の不安を解消するには、現役の今きちんと年金を支払っておくべきなのかもしれません。
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