オーバードーズにならないために薬と薬の飲み合わせを理解しよう

人間の心理

オーバードーズについて以前お話したことがあります。

オーバードーズは、処方箋や市販の鎮痛剤などを決められた量を超えて飲むということで、簡単に言うと「薬の過剰摂取」のことです。

意外と知らない薬の飲み合わせですが、飲み物や食べ物との組み合わせによっては、効果が強まったり、弱まったり、副作用がでてしまうことがあります。薬を多く摂取してしまうことで、効果がでず、ずっと不調を訴える人も少なくありません。最近も身近に薬の飲み方について考えさせられる方がいらっしゃいました。その人も、やはりオーバードーズだったのです。

体調が悪いから薬をたくさん飲むと治ると思った…

とても恐怖を覚える言葉でしたが、ふと思考をかえてみると薬の飲み方ってそもそもあまり考えないのかも…⁈ということに気が付きました。

人は、体調が悪くなると、良くなりたいと思い薬を飲みます。薬を飲むと体調が回復します。そうすると、単純に「薬を飲むと治るんだ!」という意識や体感で認識されます。単純に、良くなりたいから薬を飲むので、たくさん飲むことで早く体調が回復する…いや、してほしいという思いで服用してしまうのです。

薬飲む=体調回復

しかし、それだと助かるために薬を飲んでいるのに、薬を過剰摂取することで死と隣あわせだということも気づいてほしいと思いました。

それでは、一体どんな組み合わせがNGなのかをみていきましょう。

OTC(市販)医薬品+OTC医薬品の場合

同じ市販薬でも飲み合わせに気を付ける必要があります。

  • 総合かぜ薬
  • 解熱鎮痛薬
  • 鼻炎薬
  • 咳止め
  • 便秘薬
  • 胃腸薬

大切なのは服用する間隔

例えば、かぜ薬が1日3回の場合は最低でも4時間以上あけてから次の薬を飲むようにしましょう。もし、1日2回服用する場合は、6~8時間あけて次の薬を飲むようにしましょう。

胃腸薬を服用したら、便秘薬との間を1時間以上あける必要があります。便秘薬は溶けずに腸まで運ばれるものが多いので、胃腸薬を一緒に服用すると、便秘薬が早く溶けてしまい効果がでにくくなります。また、吐き気や胃痛など副作用をおこすこともあるので注意が必要です。

病院から処方された医薬品とOTC医薬品の場合

病院から処方された痛み止め

病院から処方された薬と市販薬を一緒に服用すると解熱鎮痛成分をとりすぎてしまいます。そのため効きすぎや副作用が出やすくなるので注意が必要です。

  • 総合かぜ薬
  • 解熱鎮痛薬 など

病院から処方されたアレルギー用薬

病院から処方されたアレルギーの薬と市販薬を一緒に服用すると抗ヒスタミン薬などの眠気をもよおす成分をとりすぎてしまいます。そのため副作用で眠気が強く出やすくなるので注意が必要です。

  • 総合かぜ薬
  • 鼻炎薬
  • 咳止め
  • 乗り物酔いの薬 など

病院から処方された向精神薬

病院から処方された向精神薬と市販薬を一緒に服用すると副作用が強くでてしまい、眠気が強く出やすくなるので注意が必要です。

  • 総合かぜ薬
  • 鼻炎薬
  • 乗り物酔いの薬 など

医薬品と食品の場合

薬は、「コップ一杯の水かぬるま湯」で飲むよう病院や薬局から指導されると思います。

例えば、他の飲み物で服用したらどうなるのでしょうか。

アルコール

薬が効きすぎたり、副作用が出やすくなります。

コーヒー・お茶類

これらにはカフェインが多くふくまれているのをご存知でしょうか。薬にもカフェインが含まれているものがあり、一緒に服用してしまうとカフェインをとりすぎてしまい興奮して眠れなくなることがあります。

ジュース

薬によっては効き目が弱くなることがあります。グレープフルーツジュースは、コレステロールや血圧の薬に効果が強く現れやすく、副作用が出やすいと言われています。

牛乳

乳製品は、胃の粘膜の働きを強くする効果があります。薬によっては、効き目が低くなったり時間がかかったりすることがあります。

副作用ってどんなのがあるの?

薬の飲み合わせについてご紹介してきましたが、副作用といっても実際に経験してみないとわかりにくい部分がありますよね。しかし、副作用の症状はさまざまあり、同じ薬を服用しているのに人によって効果や症状は異なります。

  • つらい
  • おかしい
  • いつもと様子がおかしい

少しでも体調が普段と違う場合は、がまんせず病院や購入した薬局などに相談するようにしましょう。体調の異変に気付いても、せっかく買った薬だし、もったいないから全部服用しようとは考えないでください。

特に、持病やアレルギーをもった方はきちんと説明書や薬剤師の話をよく聞いて服用するようにしましょう。

市販薬で重い副作用が発症することはあまりないようですが、別の症状を引き起こし重症化することも考えられます。薬の飲み合わせや薬の飲み方などを知ることで、危険回避できます。オーバードーズを防ぐには、薬の飲み方を知ることが第一歩となるでしょう。

もし今服用している薬があるのなら、それは決して体調を悪くするものではありません。薬の飲み方をもう一度考えて、正しく服用し回復していきましょう。

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